7月29日(火)曇り
朝6時にオークランド空港へ向かった。規模としては多分福岡と同じぐらいだろうか、クライストチャーチとは違い、とっても大きい。(いかにクライストチャーチは田舎なんだと再確認する)働いている人も有色人種が多かった。外国人には働きやすいところなんだろうな〜と思う。
JALとエアーNZの共同運行便の成田行き。スティワーデスさん達も国際的。キーウイ、日本人、韓国人である。韓国語で案内もありソウル行きの飛行機ではないかと錯覚するほどであった。
私のちょうど後ろの席にヨーロッパ系の子供が1匹乗っていた。その子は前の背もたれ(つまり私の座席)に足をドンドンぶつけ背中がボコボコ蹴られるためとてもイライラするため、一度親に注意したが効き目はない。そうしているうち、テーブルの上に乗ってガタンガタンやり始めた。もう我慢ができなくて他の空いている席に移る。成田には定刻過ぎ夕方4時半に到着。10時間半のフライトも長かったようで短くもある。入国審査で私はすぐ出て来られたけど、外国人である夫は列が長くなかなか出てこない。札幌便の乗り継ぎがあるので遅れはしないか焦った。
手荷物審査の係員さんは親切でパスポートを見て「ニュージーランドからですか〜」と言うだけでバッグの中身も見ず通してくれた。簡単であった。
さらに1時間半JALに乗って夜8時札幌到着。友人夫婦が迎えに来てくれていた。8年ぶりの再会である。彼女とは20年来、彼女のご主人とは3回目だけど随分昔から知っているような間柄だ。
JRで周遊券を発行してもらい、東京行きの切符を手配後、Iさんに連絡。電話しようとして間違って「オレンジカード」を買うところであった。あぶなかった…。それから一路岩見沢の彼らの家へ向かう。
久しぶりにあって話もたくさんしたかったけど、疲れが出て夜12時に寝る。
7月30日(月)雨
時差の関係で朝4時半に目が覚める。(いつもNZでは8時に起きるのだ。身体は正直なのね)友人手作りの朝食をたくさん戴く。2世帯住宅にお住まいのご主人のお母さんとお会いする。8年前と全然お変わりない。
この日はあいにくの雨だけど、予定決行!先ずは夫の希望で日本の原住民、アイヌの村、二風谷村を訪ねる。
私にとっても初めてアイヌの村だ。元参議院議員である萱野茂さんが館長を勤める二風谷アイヌ資料館はアットホーム的。鮭の皮でつくった着物は圧巻!とても見事だ。手で一針一針丁寧に刺繍された着物に見入っていると時間の感覚さえなくなってしまう。その後、平取町立二風谷アイヌ文化博物館に行く。ここは町が経営しているだけにおしゃれな建物である。
英語の案内がすこしあり、夫も理解できたようだ。NZにはマオリという原住民がいてマオリ語も現在話されている。それに比べてアイヌ語はほとんど話されていない。このままでは徐々に無くなっていくのではないかと思われるほどだ。日本の文化同様、アイヌの文化も受け継がれていって欲しい。
それから一路、登別へ向かう。この日は「まほろば」ホテルに宿泊。今回の旅行中、唯一のホテル泊まりだ。ここには温泉があり、いろんな種類の温泉が沸いている。お風呂も内風呂から露天、サウナ、ジャグジーなどなど20近くのお風呂があって全部入りきれいほどだ。5時半からの夕食はバイキング。これもすごさを極めていた!種類が多い100種以上の料理の数!!!
おいしくて全部食べたいけど満腹でぐるしーー@@といいながら80%の料理に手を出したと思う。(カニの盛り合わせもおいしかったよ〜〜)6時半に夕食を終え、ホテルの一帯を散策。お土産やさんや食べ物やさんなどが軒を連ねているけど人通りはまばら。不況をなんとなく感じる。夜にIさんちに電話をした際、Uさんちのトマちゃんの訃報を聞く。悲しかった。取り込んでおられるようだろうからとうなぎ犬さんちに行くのをやめようかと躊躇したが、夫の「トマちゃんが生前幸せだったこと、Uさん、U夫さんがいい両親であったことを伝えよう」という
鶴の一声で予定通り訪問することに決めた。
7月31日(火)曇り時々晴れ
やはり4時半に目覚める。5時に温泉に入る。ほとんど貸しきり状態だわ…フフフ…と思いきや、オバサン連中でいっぱい。みなさん、朝が早いのだ。
朝食もバイキングだった。もうなんでもかんでも美味しすぎる。もともと朝から食べないのにこの旅行が始まって朝からたくさん食べるようになった。「よし、太って帰るぞー」と覚悟する。
ホテルのすぐ上に熊牧場がある。30匹以上の熊さんがいて「おちょうだい」をする姿はかわいい。中に「クリントン」と言う名前の熊がいた。「モニカ」はいなかった。小熊が芸をした。とってもお利口さん。調教人さんと体格が似ていた。
それから地獄谷を歩いててから札幌に向かう。
2時Iさんちに到着。Dさんも来ておられ、2人から歓迎を受けた。友人夫婦を連れて行ったのに快く歓迎してくれたおふたりに感謝。
モル行脚としては皮切りにいちぞさんちのモキュちゃん、コナンちゃんとご対面する。2人ともおとなしくてとってもかわいい。ネットではよく見ていたけど実物を目の前にしてますます親しみを感じる。モキュちゃんもコナンちゃんも不審者(?)に驚くことなくおりこうに抱っこさせてくれた。しあわせー
白い毛がフワフワしていていっぱいチューもした。夫は口移しでモキュちゃんに三つ葉をあげ、コナンちゃんは代わりに夫のズボンにシーをした。みんなで大笑いする。あいにくDさんはお仕事でお会いできなかったけど、仕事中にもかかわらず遠目に手を振ってご挨拶をさせてもらった。JRの都合で2時間だけの滞在だったけどとっても楽しかった。
友人もモルモットを見るのは初めてでお話もでき楽しかったそうだ。
Iさん、Dさん、ありがとう。ゴージャスなケーキ、ご馳走さまでした。今度はあたりちゃんとも会いたいです。
新しくなった(そうだ)札幌駅近くのJRタワーに登った。綺麗なおねぇさん方が受付にいて気持ちいい。札幌を一望できるタワーの上でお茶をする。案外安かった。降りてきて電気やさんをグル−ッと見てからラーメン屋さんで夕食。北海道と言えばラーメンですからね、私は味噌ラーメン。邪道かもしれないけど唐辛子たっぷりのにした。夫は味噌ラーメンセット(餃子付です)友人夫婦は塩ラーメンを堪能。満腹になったところでお別れした。
夜10時発の急行「はまなす」に乗り込み札幌とバイバイ。リクライニングのシートは10年前に比べて座り心地もよく熟睡できたと思う。外は真っ暗だったので青函トンネルを通ったのさえも気付かなかったのが残念だけど。。。
8月1日(金)曇りのち晴れ
札幌から「急行はまなす」「特急つがる」「新幹線やまびこ」を乗り継いで9時51分東京駅に着く。すぐその場でモル行脚二つ目のCさんに電話を入れる。待ち合わせが11時過ぎで時間は充分余るくらいであったが慣れない土地だし遅れてはいけないと思い、一旦トイレで洗面、着替えをしたあと、荷物を持ったまま待ち合わせの場所に向かう。荷物は2人とも2個ずつの3週間の旅行にしては小さめだけどやはりかさばる。すこし遅れてもこの日の宿泊地恵比寿の駅のロッカーに預ければよかったと反省。
待ち合わせの場所にしばらくいるとちょっと離れたところに1集団が。なにせ初めてお会いするのでしばらく気付かなかった。ともかく合流。Cさんの他、Nちゃん、Mさん、遠くからKさん、(同じ頭文字の)Kさんが集まってくれた。私達のために集まってくれて大変有難い。Mさんはペールちゃんを連れてきてくれていた。
Cさんちの家の横にペットショップがありそこにかわいい赤ちゃんがふたりケージにいた。声を掛けただけでケージの網によじ登り後ろ足だけで立ってアピールする姿はたまらなくかわいい。お持ち帰りしたいなーと思った。ふと旅行中であることを忘れていた。誰かに買われていって欲しいなー。Cさんの子供にならないかなぁーと思う。
Cさんちに入るとクリムクちゃんがいた。2人ともデカイとは聞いていたけどホントにデカイ!(笑)ラッキーの1.5倍は確実にあると思う。
マイペースクリちゃん
エロエロムクちゃん(失礼!)
新顔ペールちゃん
まずはクリちゃんムクちゃんにご挨拶してからパパラッチが始まった。2人とも来客に慣れているのか、とってもおとなしい。Cさんがケージに片足を踏み入れガバッっとクリちゃんをつかむ。(板に付いている)抱っこしたらズシッと重い。毛がつややかでツルツルしていた。ひとしきり抱っこした後、ムクちゃんをだっこ。長い毛も夏用にきれいにカットされていて触っていても気持ちいい。
夫の膝の上でも気持ち良さそうにうずくまっていた。かわいいなぁ〜〜
ペールちゃんは初めての場所に連れて来られてしかもたくさんの人がいる中だったのでかなり緊張しまくっていた。抱っこの回しが終わってからケージに戻し大好きな三つ葉や生草をあげて機嫌をとった。クリちゃんはマイペース。ペールちゃんの存在もどうでもいいヤ!ってな感じで眼中になし。それに比べてムクちゃんはペールちゃんが気になってしようがない。食べ物もそこそこにペールちゃんに近づこうとする。ペールちゃんはいきなり
知らないところに放牧されたかと思うと毛むくじゃらが自分を見つめていのできっと気が気で無かったのかもしれない。おそわれる〜〜と思ったのかな(笑)、ご飯も食べたいけどこわいよーといわんばかりに警戒心サクレツであった。一方、ムクちゃんは「食べ物はどうでもいいからペールちゃんに乗りたいの」という好奇心丸見えであった。すきあらば…であろうが、最後まで目標達成できずおそらくこの日、不完全燃焼のままだったに違いない。ムクちゃんは人見知りすることなく、どんな人(モル)にも仲良くできるのね、と思った。
Cさんちでは昼食の時間帯におじゃましたこともあり、美味しいランチをたくさんたくさん作ってくれていた。前の日や朝から準備してくれてたそうだ。とっても美味しかったよー。Cさん、ありがとう!!!
<追伸>オスモルを触るのは初めてだった。触った後の手を嗅いで「噂の臭くさ」を体験。男の体臭もアジがあっていいわぁ〜と思った。
Cさんちで話の流れでNちゃんちにいくことになった。おもちちゃんときなこちゃんに会うためだ。Mさんはペールちゃんを連れていることもあり駅で別れた。Nちゃんの案内で電車に乗ったのはいいけれど、途中で持っている荷物の事が 心配になってきた。7時に恵比寿の友達の家に行かなければならない。となると6時台のラッシュ時に電車に乗らなければならず、8年前朝8時のラッシュ時にスーツケースと電気毛布セットをもって電車に乗ってエライ目にあったことが フラッシュバックしてきて急に焦った。Nちゃんも「ちょっとつらいかもねー」とアドバイスしてくれたので、泣く泣く途中の駅で降りそのまま恵比寿に向かった。
恵比寿には駅から歩いて5分の所にJさんが部屋を持っていて、通称「恵比寿ホテル」がある。いつも東京に来る時はここに泊まらせてもらっている。この日はNZで知り合った友人が6人集まってくれた。思い思いに食料を持ち込んで再会を祝う。積もる話をしているうちに疲れが出てきて11時に私は意識をなくして爆睡してしまった。直前に来てくれた友人には一事も声をかけることないまま彼女は気付いたらいつの間にか帰っていた。ごめんねー。(後日、電話で長く話したのでゆるしてねー)
8月2日(土)晴れ
朝8時半に起きる。この日ぐらいから身体は日本時間になる。ほとんどの人が昨夜遅く帰ったようで一緒に泊まったのはJさんとSさんだけになっていた。
昨日食べ残したものを朝食にして1日を始める。しばらくしたらJさんは千葉へ、Sさんはどこかに行ってしまった。この日のスケジュールは夕方千葉の柏に行くだけである。それまでの時間秋葉原へ行くことにした。まずお泊まりグッズをいれたバッグを駅のロッカーに預ける。とてもいいお天気で日向にいると汗が出てくる。(ウフ〜、期待していたのはこういうお天気なのよねー)電器店を数件回ったら疲れが出てきた。私は電器やさんに行くのが苦手だ。
時によっては電磁波で歯が浮くような感触になるときがある。夫はというと目が輝いて秋葉原に来てとてもしあわせ〜と言う感じだ。電器屋さんのPCコーナーでインターネットをタダで使わせてもらい簡単な仕事をする。(私は何も買わずにPCをただで使うのは気が引けたのでまったく触らないことにした)思ったより時間が余ったのでウロウロしていたらメガネやさんが目に付いた。
9800円でメガネが作れるという。<安い!>ちょうど一つ予備が必要だったので作ることにした。旅行中であり秋葉原に戻ってくるのが困難だと言うと、お店の人は八方手を尽くして出来上がるメガネの一番都合のよい受け取り方法を検討してくれた。とっても親切に対応してくれて感激した。夫はその間、隣の靴やさんで最後の一足でセールになっていた靴を買う。秋葉原では電器製品を買わずにメガネと靴を買った。
駅のうどんやさんで「さぬきうどん」を食べ(おいしかったよー)柏駅に向かった。
ここには15年前、オーストラリアに旅行した時知り合った友達Mさんがいる。その後、数回会ったが前回会った時は彼の奥さん(Qちゃん)が第一子を妊娠中だったのだが8年会わないうちに3人の子持ちになっている。帰国する前にメールだけで待ち合わせの場所を決めていたのでちゃんと会えるのか少々不安であったが、予定の4時にやってきた。ぜんぜん変わっていない。すぐ車に乗って彼の自宅へ向かった。
家で一呼吸してから近くである花火大会に行った。
すごい人だかりだった。柏駅で待っている時にやけに浴衣姿の人を見たのはこの花火大会のためだったらしい。
1時間半息つく暇もないくらい繰り広げられる花火はとても素晴らしかった。NZでは絶対見られることはないと断言できるほどだ。ビールを飲み、手作りの晩御飯を芝生の上に広げてとっても美味しかった。
8月3日(日)晴れ
朝9時に子供達から起こされる。Mさん自ら玉ねぎスープ、3種類の美味しいホットサンドイッチの朝食を作ってくれた。美味しいかった。モリモリ食べ過ぎる。ちょっとコショウを…と手を伸ばした際に腰の辺りに「ギクッ!」と電流が走った。ぎっくり腰の可能性大である。食事あとにしばらく横になる。どうしてこんな時に…。この日は朝からお神輿見学なのである。保険はかけてきたけど旅行が終わらないうちから病院にはかかりたくないし…といろいろ考えてしまった。幸い足の指先などには痺れがないので
軽症と思う。前回ぎっくり腰になってから3日後から足に力が入らなくなったのでそれだけは注意しなければと考える。
Mさんの車でお神輿が行われる場所まで行った。既に子供お神輿が始まっていた。
子供達はすこし担いだだけでお菓子セットをもらい知り合いのSさん、Tさんご夫婦のお宅におじゃました。簡単に(といってもぜんぜん簡単ではない。)ビールにとってもビッグなランチを取ってからMさんと夫は大人神輿に参加した。暑いしQちゃんも見に行かないというので私はSさんちでのんびりする。Tさんに浴衣を着せてもらった。何年ぶりだろう。
神輿が最終地点に戻ろうかとする頃子供達を連れて見に行った。夫は神輿を見るのも初めてだったが担いだのも初めてでとても楽しんだようだ。両肩に「担ぎコブ」を作って痛そうだったが夏の旅行の思い出となったよう。その日いただいた「玉絞り」はそれから毎日持ち歩いている。
終わった後、SさんTさん宅で早めの夕食。昼食もかなり豪華だったのに夕食も豪華。次から次にでてきて食べ切れないくらいだった。Sさん、Tさん、とっても楽しい時間過ごさせてもらってありがとうございました。Mさん、Qちゃん珍しい行事に特別参加させてくれてありがとう。とっても大事な思い出になりました。
柏の駅の近くのメガネやさんでオーダーしたメガネを受け取り、別れが惜しくてデニースでデザートを食べた。家族がいるとなかなか海外旅行はできないものである。今度いつ彼らにあえるのかなぁ〜と思いつつ柏を後にする。
東京恵比寿には9時半ごろ到着。10時ごろMちゃんが来てくれて12時ごろまで3人でおしゃべりした。Mちゃんは20才だけどしばらく見ないうちに子供から大人に変身した。とっても綺麗な女性になった。
8月4日(月)晴れ
東京のラッシュはすごいと思い、ラッシュは10時ぐらいには終わるというのでそれを見計らって東京駅に着いた。さて、これから神戸への切符を手配しなければならない。簡単にできると思っていた。当日分のみどりの窓口に行ってビックリ!かなりの人が並んでいる。頭上画面には空席情報が出ていてほとんどが満席なのである。ガビーーン!!
今回の周遊券は「普通車」しか乗れない。普通車は満席なのにグリーン車は空いている。この時ほど「グリーンにすればよかった」と思ったことはない。大失敗!結局11時46分発の新幹線に乗る羽目になり時間をかなりロスした。(もっと早くから予約するべきだったと思ったのはあとのまつりであった)
東京からUさんに電話をして新神戸駅に昼の3時に降り立つ。改札口にUさんとMさんが迎えに来てくれていた。外にでるとU夫さんが車で待っててくれた。挨拶もそこそこにUさん宅に向かう。2分少々の車の中でトマちゃんのこと、まずはみいちゃんにご挨拶することなどなど打ち合わせしておじゃました。
リビングにはみいたんのケージを挟んだ状態でクーちゃんとルミナちゃんのケージが向き合っていた。
これでもかと言うような芝居口調でみいたんにご挨拶をする。そしたら驚くべきことにみいたんが寄って来るではないか!自分を呼んでいると分っているのだ!!抱っこさせてもらったらペロペロなめてくる。もうメロメロ状態だ。うちのラッキーは呼んでも寄ってこないし指を口に持っていくと噛むことしかしない。同じモルモットでもエライ違いにおどろく。
みいたんのお腹も触らせてもらった。手術の後の縫い目も気付かないくらい綺麗でカビによるハゲも完治していた。まったく元気そのもののデカモルちゃんである。
次にクーちゃんにこんにちはした。クーちゃんは大きさ的にラッキーと同じくらいだった。産まれてまだ1回もお風呂に入ったことないと言うのに毛がツヤツヤテカテカしていて臭くもない。とっても清潔感溢れるモルちゃんである。クーちゃんも手をなめてくれた。とっても幸せ〜〜。
ネットでもまだ見たことがないまったく初対面の「ルミナちゃん」と会う。まだ赤ちゃんでちっこくて可愛い。愛くるしいと言った方が合っているかもしれない。まだ受け入れて何日か目だったようで抱っこしていても落とさないかハラハラした。トマちゃんの血筋を引いているとか。やはり似ていた。とっても賢く良い子になるに違いない。
そして、その横にトマちゃんの遺骨と祭壇があった。まさか、こんなに急に亡くなるとは思いもよばなかっただけに残念でしようがない。天国で他のモルちゃん達と幸せな日々を送れるように手を合わせた。
この日、神戸を出てから長崎まで行くことにしていたので、新神戸駅を5時に出る新幹線に乗った。ちょうど行き帰りあわせて2時間の滞在だった。わざわざU夫さんはこの日のためにお休みを取ってくれたそうだ。結局駅の送り向かえの運転に走り回ってくれ、ゆっくりお話しする時間がなかったのが申し訳なく思う。(UさんがU夫さんにその間、申し訳ないほど用事を言い付けていた。U夫さんも「ハイハイ」と答える。
Uさんは「こんなの、序の口よー」とおっしゃったが、きっとU夫さんはUさんをとても愛しておられるのだろう。とってもステキなご夫婦だった。)
Uさん、U夫さん、Mさん(やはり同じくこの日休暇を取ってくれたらしい)会えて嬉しかったです。トマちゃんには会えなかったけど行って良かったと思ってます。短い時間だったのにいろいろおもてなしをしてくれてありがとう!今度行く時はもう少し時間を取りますね。ありがとう!
左から神戸名物「ひっぱりだこ」「神戸のパン」「すき焼き弁当(箱に付いている紐を引くとシュワ〜〜っとけむりが出て熱くなる仕掛け付き)」
長崎には夜の10時着。家には10時15分ぐらいに着いた。福岡から母に電話で到着時間を伝えていたが、家に着くと母は寝ていた。
8月5日(火)曇り+にわか雨+晴れ
今日が周遊券の有効期限でまた福岡まで遊びに行こうかと考えていたが、いまだに働いている70才の母が今日明日とお休みを取ると言うのでどこにも行かず家でのんびりすることにした。
ゆっくり朝ご飯を食べた後、妹と母と夫と4人で近くの安売り店に行く。なんでも安い。どうしてもNZと比べてしまうのだが品質に割には大変安く思う。ここの安売り店にもペットコーナーがあってモルモットが売られていた。初めてスキニー種を見る。結構デカかった。高いせいもあるのかもしれないけど早くお家がみつかるといいなぁと思う。
ランチは長崎ちゃんぽんにした。昼過ぎから家の周りの大掃除をする。親孝行しなくっちゃ。
8月6日(水)曇り
58年前の今日、広島に原爆が落とされる。
昼ごろお世話になっているドクターの家に挨拶。その後、親戚一同との夕食会があった。ご多分に漏れず叔父叔母はカラオケが好きだ。私も何年かぶりにマイクを握った。楽しかった。
8月7日(木)曇り
台風10号の接近で雲行きが怪しい。9時半、Mちゃんと夫と私の3人は福岡のユーミンのコンサートをみるためにJRに乗り込んだ。Mちゃんとは2年ぶりの再会。今回のコンサートのためにいろいろ手配してチケットを取り寄せてくれた人だ。長崎から福岡まで2時間の間、ずーーっと話しこむ。時間が足りないくらい。福岡に着いてからすぐ天神に行く。天神はお洒落な町でいろんなお店もある。
アウトレットショップ
お昼を簡単に食べた後、marinoaというところにあるアウトレットショップにタクシーで行った。3時ごろいきなり突風が吹き雨が降り出す。台風が接近して来ているのを感じる。
コンサートが終了するのが9時過ぎになるのでまずは腹ごしらえが必要と天神駅の地下のトンカツやさんで早めの夕食。これが美味しかった!980円でご飯お味噌汁キャベツ食べ放題のヒレ勝つ定食。口に入れたらとろけるヒレカツだった。
やっぱり本格的な雨になった。コンサートは6時半過ぎスタート。初めてのユーミンのコンサートである。今回はスケートリンクをステージに作り歌あり、スケート、サーカスありととにかく迫力ある展開に終始圧倒される。来て良かった…。席は前方前よりの正面。私はチビなのでステージに立つ人の足の部分は全然見えず、みんなが一斉に立つとますます見えなくなってしまったけど3時間弱とっても楽しんだ。また行きたいなーと思った。
コンサートが終了して日田に住む友達Hさんの家に行くために空港で待ち合わせする。雨の中、車で日田から迎えに来てくれていたのだ。彼とはもう5年以上も会っていない。今回初めてHさんの隠れ家に3人でおじゃますることになった。夜11時半到着。3時までおしゃべりする。
8月8日(金)雨
台風は四国の方に逸れた。だが進行が遅いため1日中雨となる。私と夫、MちゃんとJさん、Hさんは昼から近くの窯元「小鹿田(おんだ)焼き」の里を訪ねる。ここの特徴は焼き物に絵を書くのではなく、小さいハケでチョンチョンとキズ(?)を付けることだ。とてもシンプルでしかし重みがある。何枚かお土産にお皿を買う。
夕方食事前、町営温泉に浸かる。300円。サウナもあって旅の疲れを取る。夜は村の人が4名ほど来て一緒に飲む。
8月9日(土)曇り
台風一過と言うのに全然晴れない。トンボが飛び交うというのに曇ったり降ったりの繰り返しである。
今日は長崎の原爆記念日。青空が広がった長崎を思って黙祷する。
天気が悪いと何もできない(当たり前だけど)また窯元に行く。
たまたま釜入り作業をしているところに出会う。おんだ焼きの近くに同じ系列でより高級品を扱う「小田原(おだわら)焼き」へも足を伸ばす。その後、豆田町という昔ながらの家並を観光向けに利用し、おみやげ物を売る地区を通ってHさんちに戻った。4時からTさん手作りの遅いランチを取る。焼きそばとそば。
6時にマイクロバスが迎えに来て私ら計6名+福岡からHさんの友達3名+村の人達4名で日田の鵜飼を見に行く。
思ったより川幅が広かった。ゆっくり流れる川に浮かんだ船の上で料理とビールを飲みながら鵜飼を見学した。鵜はとても利口で鵜を操る人の言うことを理解するそうだ。一夫一妻制。一生独身の鵜もいるらしい。まるで人間のようだ。
8月10日(日)晴れ
やっと晴れてくれた。5時に福岡へ向かうバスに乗るまでHさんのいえの茶室造りを手伝う。とっても日差しが強くすぐ焼けた。短い時間だったけどHさん、大変お世話になりました。
夜6時半福岡着。博多駅で高菜ラーメンを食べ8時のJRで佐賀に降りる。佐賀では長年の友達Yさんと合流。JRの切符は長崎まで持っていたが、彼女とはこの日しか会えないので佐賀から長崎までの間、彼女の車の中でおしゃべりをする。お茶して11時帰宅。
8月11日(月)曇り(蒸し暑い)
中華街で。妹のワンコ、トラ刈りされたメイちゃん
これからやっとゆっくり時間がとれそうだ。夫が4・5日前からお腹のおへそ横当たりに痛みがあると言い出していた。良く聞くと痛みが出たのが4日あたりらしく、痛んだり収まったりの繰り返しらしい。心配なので母がお世話になっているクリニックの先生に見てもらう。旅行保険もかけてきたから大丈夫。さて、先生に見てもらった診断結果は「筋肉痛」。
3日の千葉にて担いだ神輿の影響らしい。なーんだ。なんともなくて良かったとホッとする。診察料は先生の計らいでタダにしてもらった。
繁華街に行って100円ショップをみて回る。すごい!NZにも2ドルショップはあるけれど、みんなガラクタばかりなので100円ショップではあれもこれも買いたい衝動に落ちいる。夫は100円ショップには興味がないので時間を決めてそれぞれ好きなようにした。夕方母と落ち会い焼肉を食べに行く。
牛肉5枚、キャベツ5枚、ごはんとワカメスープ、アジの薄いキムチときゅうり・もやしの小皿セットで1600円もした。目が点になる。
8月12日(火)曇り
20年以上も前からお世話になっているSさんちの奥さんShさんに会いにTさんと遊びに行った。偶然にもSさんの仕事がお休みでお家にいて、これまた偶然、息子のKちゃんが子供を連れてきて賑やかになった。Shさんはいっぱいお昼を準備してくれた。馬刺しもあった。夫に馬だというと卒倒するに決まっているので何も言わずに食べさせた。おいしいと言って3枚くらい食べた。
NZにトレッキングをしに行きたいと言う話しから急に卓球をすることになった。もう学生時代以来ラケットを持っていない。結果は近頃卓球で鍛えているShさんの勝ち。男性人はコッパミジンであった。
思えばこの時が最高に太っていたかな…?
3時過ぎにおいとましてそのまま私達は街に向かった。6時からの集まりに参加するためだ。そこでは20人ぐらい集まった。ひとりを除いて(?)みんな変わっていない。積もる話で盛り上がり、2次会と行って12時帰宅。
8月13日(水)曇り時々小雨のち雨
原爆記念館に行った。今年リニューアルをしたそうだ。昔に比べて明るくなったというのが第一印象。原爆がどのような状況で作られ現在の核実験をどこの国がどうやっているのかなどの情報が増えたように思う。経験者が語るビデオもあった。被爆した外国人が「原爆を落とされたために戦争は終わった。よいことだった。」というのにはショックであった。
原爆中心地、原爆公園を回ってから従兄弟が経営する「いちりん亭」でまたもや親戚で集まり夕食をとる。途中福岡からアンティー・Nちゃんも来てくれた。アンクル・Tさんは泥酔状態になる。
8月14日(木)曇り
Eくん所有のヨットでMさん+息子Kくん、Tさん、Kちん、EくんのワイフJさんとクルージングした。長崎港を海から見るのはもう15年以上振りだ。途中、建設中のダイヤモンド・プリンセス号を見た。今年火災が発生したものとまったく同じ時期、同じ設計で作られていたものである。火災を起こしたものは別の場所で補修されていた。長崎港をでて1時間後伊王島に着く。
食事をしてから海に出た。肌寒く曇っているせいもあり泳いでいる人はまばらだ。Mさんの息子Kくんもチンチンはだかで泳いだ。チンチンをイラ(方言かも?)に刺される。この日は晴れなかったけど海も穏やかでとても楽しいクルージングだった。ありがとう、Eくん!
夕方、母と叔母達と待ち合わせして回転寿司を食べた。その後、パチンコに行く。夫は騒音が、私はタバコの煙に参ってしまい長くは居られない。母達は物足りなかったようで別の店に行く。私らは帰ることにした。バスを待っていたら妹から携帯に電話。(12日から知り合いの人から使っていない携帯を借りていたのだ。)妹の息子がバイトをしている稲佐山のロープウエーに乗りに行った。
8月15日(金)曇り
出島跡を見学した。なかなか興味深い。歴史的に古さを感じた。ランチは働いていた会社の近くで元同僚とバイキングを取った。まだ働いているのはIさんのみ。TさんとSさんは専業主婦となり大学受験を控える子供さんがいる。Yさんは初盆のため集まれなかったが昔の話に盛り上がる。バイキングも最高に美味しかった。
お寺を回って
夕方からお盆の最終である、鐘楼流しを見た。爆竹がうるさいがうるさいほど興奮するのだ。昔は広場で船をグルグルまわして花火も派手であったが最近は事故防止で縮小されているらしい。心なしか見学者が少なかったようにも感じる。交通が制限させているし、歩くのも苦痛でないので街から歩いて帰った。45分。港をまたぐように橋を歩いてとても気持ち良かった。
8月16日(土)曇り
昼に街へ行き100円ショップでお買い物をした。もう何回100円ショップを覗いたであろうか。飽きない。夕方にEくんの家で仲間が集まってくれるというのでバスで彼のうちに行くことにした。
バスに乗ってすぐ、私は寝てしまう。気付いたらなんとかなり先まで乗り過ごしていた。慌てて降りる。携帯電話でTさんに電話。Eくんが車で迎えに来てくれた。とっても有難かった。
この仲間とは高校時代からの付き合いである。たくさん料理をしてたくさん飲んだ。いつになっても大歓迎してくれるのはとっても嬉しい。時間もあっという間に過ぎていった。
8月17日(日) 曇り
毎日出歩いているので今日はいい加減に家でのんびりすることにした。母の家の周りが草ぼーぼーだったので私達と妹夫婦が手伝って掃除をした。最後の最後で親孝行の真似をした。
8月18日(月)曇り
長崎を7時半のJRで福岡に出て12時発の飛行機で羽田に向かった。お盆が終わった次の日ということもありまだ混んでいた。羽田ではMさんが迎えに来てくれててそのまま千葉の田舎に住むJさんのお宅に向かう。5時ごろ到着。安売り店でコーヒーメーカー777円、持って帰るための座椅子890円、スリッパ78円など買い漁る。
Jさんちのネコちゃんズ
のんびり食事して静かな時間を過ごす。
8月19日(火)曇り
結局今年の旅行中ほとんど曇りで晴れ間は少なかった。入道雲も見なかった。昼ごろJさんがTさんの家を作っているというので見学に行く。なかなか素人にしては上出来である。それから海に行った。
ほとんど人がいない。こんな天候じゃ泳げないよねーと言いながら海を後にする。6時半の飛行機なので2時に家を出た。
4時前成田到着。喫茶店でお茶していたらMさん一家が来てくれた。ビックリ!した。名残惜しくなりながら出発ロビーに向かった。
私達はエコノミーであったがMさんの計らいでビジネスクラスの人達が利用する「ラウンジ」を使わせてもらえた。
出国審査を終えたのが出発時間50分前で最後の買い物をして、ラウンジを見つけるがどこにあるのか分らない。地図は持ってはいるものの、ラウンジを使うのは慣れてないのでどこにあるのか分らないのだ。やっと見つけたのは出発20分前。せっかくMさんが取り計らってくれたので
中に入ったが座ること5分間。ちょっとだけど贅沢気分を味わった。ありがとうMさん。(いろんな種類の飲み物やビール、食べ物もあったよー)
搭乗口で同じ便に乗合わすことになっていたMnさんと会った。彼女も長期帰国していたのだ。座席に着くと隣には3人の子供連れの家族がいた。中の子がギャーギャー叫びだしたのでMnさんの隣の空いている席に移る。どうしてこうも席に運がないのだろうか。。
8月20日(水)曇り
飛行時間10時間半。夜行飛行もあって短く感じた。映画が3本上映されていたようだが1本も見ていない。
クライストチャーチには朝の8時着。窓から雪をかぶった山々が見えた。空港に降りるととてもさむい。Mnさんの友人の車に同乗させてもらい家に着く。
鍵を開ける前にそとのケージにいるラッキーをチェックした。おとなしく寝袋の中で寝ていた。家の中も殺風景に感じるくらい整頓されていた。ラッキーと家を見てれていたRちゃん、ありがとう。
寝たようで寝ていなかったのだろう、夕方から非常に眠くなる。そのまま寝ることにした。
持ってきた座椅子に座って。
長い間読んでいただきありがとうございました。旅行中いろんな方にお世話になりました。お礼が充分にできなかったのが心苦しいです。また何年か後には帰国しますのでその時もよろしくお願いいたします。
今回の旅行で気付いたのは1番に日本の人々が8年前より優しくなったことです。もちろん道を聞いたりした時、何人かはつっけんどんないい方をされましたが、ほとんどの人が親切でした。私もこれから親切にしなきゃいかんな、と思います。そして携帯電話の普及にも驚きました。そして、ゴミの出し方も徹底しててすごいと思いました。日本はまだ過剰包装の気もしますがNZは日本を見習う部分は多いと感じます。 NZに戻ってから5日はボーっとしてました。日本はやはり良い所だなと本気で思います。またガンバッて貯金して遊びにいきますのでみなさんそれまでお元気で。いろいろありがとうございました!!!(終)