オーストラリアのメルボルンに(2005年2月5日〜10日まで)行ってきました。
すこし写真が見難いですが、どんなところか、分かってもらえたらと思います。

⋆1日め⋆
午後3時過ぎの飛行機でクライストチャーチを飛び立ちました。
今回、利用した飛行機はイギリスで有名なバージンエアーの子会社である、パシフィック・ブルー社。オーストラリアとNZ間を格安値段(でも、革張りの座 席)で飛んでいます。機体 が結構、ハデハデでしょ?
最低限のサービス(非常時のための説明のみ.定員180名ぐらいの飛行機 にフライトアテンダントは4人ほどでした。)しかしないので、コーヒーはおろか、水さえも出ません。そのかわり欲しい人は機内で買うのです。私は水ボトル を持って入ったけど、コーヒー($2・50)を買いました。NZとオーストラリア(AUS)の貨幣どちらも同じレートで使えました。美味しかったですよ。

飛行時間3時間ほどでメルボルンに到着です。上から見下ろしたら空港の周りはクライストチャーチと似ているのだけど、バスで市街地に入って行くと、背の高 いビルが並んでいて第一印象は「東京みたい」でした。クライストチャーチとは比較にならないくらいの大都会!にぎやかなところが大好きな私はココロ・ウキ ウキです。

まず、一緒に行った友達が予約してくれていた、バッグパッ カー(いや〜、なんと懐かしい言葉なんでしょ、バッグパッカー。15年振りの利用です。今回泊まった所は街のど真ん中でとても便利で歩いてどこでも行ける し、安宿=汚いのイメージとは反対にとても清潔なところでした。)に荷物を置いてから夕食をとりに中華街に行きました。
人から美味しいと聞いた「上海レストラン」でお目当ての餃子とあと二品をシェアしてもうお腹はいっぱいです。外が暗くなったので、すこし散歩をして宿に帰 りました。

美しく照明アップされた、フリンダー・ストリート駅(Flindar・ Street・Station)


*2日め*
朝8時半行動開始。日曜日のため、人がまばらでした。
図書館です。  あちこちに教会があります。
大変有名な「ビクトリア・マーケット」ただあるいて見て回るだけで4時間 かかりました。
魚屋さんだけでもずらーーとありますイ セエビの大脱走
お肉屋さんカンガルーの肉が・・・
オックスの胃袋・・・中国人が買ってました。
ぐ・グロテスク・・・ラムの頭($2・50)ラムの心臓が1つ40セン ト・舌が30セント
オックスの尻尾が1キロ7ドル。ビーフの舌が1キロ3ドルなどなど。。いったい誰が買うのか・・・?

やぎさんもうさぎさんも売られてました。
デリカコーナー。カンガルーのサラミもありました。買って見たかったけど 一人分には多すぎて断念。
野菜屋さんもずらり〜〜
初めて見る手前の果物、スターフルーツ。食感は梨。味は「味の素を振りか けた梨」。
雑貨屋さん。お 尻にぶら下げたウンコ袋を下げて歩くラクダ。
うしろのラクダさん、ボリュームある2人乗せてとても重そうでした。

ランチに食べた、オーストラリア名物・フィッシュアンドチップス。
何が入っているかはスペシャル・シークレットの南アメリカ スムージー。そして、そばの携帯電話は私のです。今の日本じゃ誰も持っていないようなレトロなプリペイ・携帯。AUS↔NZ間でも使えたんですよ。
メルボルン特有の道路標識。右折する時は「道路左側に寄っといてから反対 側の信号が変わった後、曲がること」全部の交差点対象ではないのですが、とても不思議な交通法規ですよね。
だから道の真ん中でこんな風に右折する車が「待機」するのです。
英国調のショッピングモール

クルーズ船に乗ってYarra Riverを下りました。
ゴンドラで楽しむカップル。
街の花屋さん
雑誌やさん
地下女性トイレの入り口
エリザベスストリートにある、旧中央郵便局(英語が分からなくて郵便物の 書類の書き方に四苦八苦した思い出が甦りました。)
15年前、知り合った友人のマサユキさんがゲイのおっさんから言い寄られたと言う、いわく付の場所。現在はショッピングセンターになってました。
下は路面電車、上は山手線のような電車が交差します。まるで東京・・・


*3日め*
バッグパッカーでゆっくりと朝ごはんをとってからまちを散策。この日、友達がオーストラリア半周の旅のため、エアーズロック方面に朝早く飛行機で飛び立っ たので、これから一人での滞在になりました。
ペンギンパレードのツアーに参加する前に近くの博物館へ。
入国審査館ミュージアム。興味ある資料がたくさんありました。

この日はとても暑くて気温が30度まで上がりやっと持ってきたTシャツを着ることができました。
昼の1時、ミニバスに乗り込みツアー開始です。総勢22人。満席でした。
車で1時間のところにある、ワイナリーでワインのテースティング。一番美 味しいのをゲット。
それからパレードに行く道すがらにある、ミミズ館。建物自体はこんなんで す。

以前はミミズしかいませんでした。その時、私たち旅先で出会った仲間4人 でレンタカーを借りてフィリップ・アイランドのペンギンを見に行ったのですが、ちょうどこの辺りでポリスカーが後ろからすごい勢いで来て止められました。 マサユキさん秘蔵の「植木等のテープ」を聞きながらの時です。「まさか、このテープがダメだってこと、ないよね??」って言ってたら、なんのことはない、 スピード違反だったのです。みんなで英語が分からない振り(と言うか、分かる人はただ一人のみ。)をしていると見逃してくれました。とても良いオージーで した。

今はミミズだけでなく、いろんな動物がいます。ディンゴとか、
私が大好きなウォンバットもいます。ここにいるのは交通事故で母親を亡く した子供ばかり。大きいけどまだ生後18ヶ月ぐらい。体重18キロもあります。大人になるまでここで保護して野生に戻すそうです。それにしてもこのレィン ジャーさんと似てますよね。本当の親子みたい!?

私も抱っこしました。シアワセ〜〜 ウォンバットってモルと似ていますよ ね。
トカゲ ワラビー
カンガルー 右の写真でぶら下がってるものはナニ??
ホントに笑うカワセミ。
コアラ
エミュー
そこから40分ほど走って、とても美しいビーチ
アザラシやペンギンも見られる海岸。とても風が強くて吹き飛ばされそうで した。
昼間は暑かったのに、この頃からとても寒くなって長袖の重ね着でどうにか持ち堪えました。
住処から出ていたペンギンちゃん。昼間だったので写せました。(フラッ シュ厳禁)
体調32cm、体重1キロぐらいのリトル・ペンギン(以前はフェアリー・ ペンギンと呼ばれてました。)ここの保護区(上の写真とは別の場所)ではフラッシュなしでもカメラ・ビデオ撮影は禁止になっているってしつこく言われてい るのに、それでも写そうとしていた バカもいました。
観光客は左上の写真のように展望階段に座ってペンギンが暗くなってから海から上がってくるのを待つのです。
暗めの照明ですがちゃんと見られます。海から上がったペンギンはスタコラサッサと住処の穴を目指して帰っていきます。その横を人間が邪魔をしないように歩 道デッキの上から見るんですよ。キュツ・キュツ鳴くんですよ。可愛いったらありゃしない!このペンギン、一生「つがい」で行動するそうです。「つがい」の 70%は人間と同じように離婚もするそうです。(ウソです。)
余談ですが・・・暗くなる前、この展望階段に私たちのツアー22名分場所を確保してから、ガイド兼運転手さんがコーヒーとクッキーを出してくれたのです が、私が取りに行った時、ツアー参加者でないインド人(らしき)ファミリーが家族分のコーヒーを受け取ろうとしっかりとカップを手にしていたのには驚きま した。全員分にはいかなかったけど結局2人分はゲットしてました。恐るべしインド人です。

さて、ペンギンが海から上がってき始めたのが夜の9時。フィリップ・アイランドを後にしたのが1時間後の10時。
宿泊所に送り届けてくれたのが夜中の12時でした。大よそ、11時間のツアーです。とっても中身の濃いツアーでした。満足!
部屋に戻ろうとクレジットカードみたいな鍵を差し込んでも開きませんでした。慌ててレセプションにいっても誰もいません。今夜は廊下で寝ることになるの か?とドキドキしましたが、何回も鍵を差し込んでいるうちに同室の人が中から開けてくれました。ホッ♪とても良い人です。
その後、すぐに寝たことは言うまでもありません。

*4日め*
朝からすごい雨でした。でもヴィクトリア・マーケットが火曜日は朝6時〜昼2時までオープンというので、7時に起きてバッグパッカーで無料の朝食を取り、 市電(tram)に乗って行きました。tramの乗り方も切符の買い方も分からなかったけど、近くにいたオージー(オーストラリア人)が親切に教えてくれ ました。
メルボルンの中心地はバスはとても少なく、その代わりtramが四方八方に運行しているのです。私の出身地である、長崎にもいまだに運賃が均一100円の 市電はありますが、運行距離からするとメルボルンの方が遥かに長いのです。まさに市民の「足」なんですね。しかしよく見ていると、何箇所もある乗車口から 同時に乗ったり降りたりするだけで、誰も切符をチェックしません。私はちゃんと切符を買ったけど、黙って乗り降りしても全然分からないのではないかなと思 います。

マーケットを一回りしてから、市内をぐるっと回る無料tramに乗り市内観光をしました。

旧牢獄。雨の公園
港を見渡すアパートメント
オージールールというスポーツのドーム
別の公園 木の回りをトタンで囲んでいるのは「ポッサム」と言う動物がよ じ登って木を荒らすのを防ぐため。オーストラリアで保護されている同じポッサムもNZでは木を荒らす害虫として処分され、柔らかい毛が羊毛と混ぜて高級 セーターになっています。もともとNZのポッサムはオーストラリアから来たようで、その対処の仕方がまたく違うのは面白いことだと思います。
キャプテン・クックのコテージコ テージ近くにある温室

お昼に食べたチャイニーズの「福建ヌードル」ボリュームがありすぎて不覚 にも残してしまいました。

*5日め*
この日がメルボルン最後の日です。朝9時から動物園に行くことにしました。
tramに乗ろうと切符を電停で買おうとしていたら、ぜんぜん知らないスーツ姿のオージーが使わない切符の半切れをくれました。「いいんだよ。使いなさい ね〜。」なんておっしゃる。なんてオージーは良い人が多いんでしょう。すぐ近くにtramの係員さんが立っていましたが、見て見ない振りをしてくれていま す。なんていい加減な・・・いやいや、太っ腹な気の良いオージーです。

動物園に向かうtramに乗っていると、途中の電停でお客さんを乗せたまま運転手がtramから降りて行きます。?と思っていたら、なんとタバコを一服。 その間、私たちはじっと待ったまま・・・。時間にとらわれない感覚が良いデスね。


ユーカリの木。良い香り
日本庭園
東南アジア風館・象はいませんでした。
蝶ちょが飛び交う温室もあります。


12時過ぎまで動物園で過ごし、「一日どこでも乗り継ぎOKtramパス」を買ってシティに戻り、お昼は中華街のレストランで軽食。激辛ラーメンをたべま した。
スープはとーーーっても辛いけど麺がさっぱり系なので大変美味しかったです。



セント・キルダ(St.kilda)ビーチに行きました。
近くの商店街オープンカフェが多いんです。
美味しそうなケーキ屋さんア プリコット入りチーズケーキ。お持ち帰りにしてビーチでアフタヌーン・ティー。美味なり


シティに戻り、15年前に泊まったユースホステルを訪ねました。確かここ だったようなのにイメージが違います。模様替えをしたのか、時の流れのためなのか・・・

水曜日のヴィクトリア・マーケットは夜5時半〜9時まで少しのお店と屋台 がずら〜っとでてきます。夏場の夜だけだそうです。
私は簡単なスペイン料理を食べました。あまりお腹がすいてなかったのでこ れで十分でした。
Flinder Street駅前ど こに行く当てもなく、来た列車に飛び乗りました。でも小心者なので遠くまで行かないで、ノース・メルボルン駅で下車。

ホームで見かけたご存知の鳥。(クライストチャーチにはいません。)

この日、あちこち歩き回って最後のメルボルンを堪能しました。街の中心地は碁盤の目のように通りが交差していてとても歩きやすいし、地図さえ持っていたら 迷うことはまずありません。エリザベスストリートにある、ベンチに座ってボーーッとしながら通り行く人たちを見て宿舎にもどりました。ちょっと早いけど9 時半にはベッドに入りました。

*6日目*
朝の9時発の飛行機のため朝5時半起き、チェックアウトを済ませ6時発のバスに乗り空港へ。

お昼過ぎ、2時15分にクライストチャーチ空港に到着。
荷物を受け取るところで果物検疫犬を見ました。
ビーグル犬(写真参考)が働いています。にんにくを持ち込もうとしていた ヨーロッパ人のバッグをクンクン。
オフィサーがにんにくを取り出したら尻尾を振ってご褒美をもらい、ゴミ箱の方に走って行ってオフィサーがにんにくを捨てるまで尻尾をまた振って待ち、また ご褒美をもらってました。とてもよく訓練されています。
と、私のバッグにクンクンするではありませんか!オフィサーが「果物持ってない?、つい最近まで持っていたとか??」と聞かれたけど、持っていないし、、 なんでだろ?と思っていたら、めぐのお土産で買っていた「ベリー味」のサプリメントに反応したようです。もちろん持ち込みOKなので大丈夫でしたけど。ま さか自分がクンクンされるとは思いませんでした。

バスで自宅に戻ったのが3時半。この日、とても暑くてTシャツ・短パンに履き替え洗濯を済ませました。
あまりの暑さで(夫に)買ってきたビールが美味しかったです♪

と言うわけで、あっという間に6日間が過ぎました。
今度はオーストラリアのノーザンテリトリー(エアーズロックとか大陸の真ん中辺り)を旅したいな〜と思います。
いつになることやら・・・

(終わり)

(追記)
文中にでてくるマサユキさんからの要望でヴィクトリア・ビター・ビール (NZのスーパーで購入)15年前、セント・キルダ・ビーチで海を眺めながらみんなで飲んだものです。(なつかしー!!)





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